PoWとは?ブロックチェーンの肝!PoWとそのハッシュ値について分かり易く解説
PoWとは
PoW(プルーフ・オブ・ワーク)とは、仮想通貨の取引データを正しくブロックチェーンにつなぐためのコンセンサスアルゴリズム(新しいブロックを形成する際の合意形式の方法)です。
コンセンサスアルゴリズムとはブロックチェーン技術において、新しいブロックを追加するときに、その取引データが正しいかどうかを判断するルール付けの様なものを言います。
コンセンサスアルゴリズムはブロックチェーンのセキュリティを維持する役割を果たしています。
話が逸れましたが、取引データがブロックとしてまとめられた後、マイナーと呼ばれる大勢のユーザーがある複雑な計算問題を解くことによって、そのブロックをブロックチェーンに追加する権利を得るというものです。
この計算問題を解くマイニングと呼び、正解を見つけたマイナーは新たなブロックをブロックチェーンに追加することができ、報酬としてビットコインを受け取ることが出来るのです。
報酬のビットコインってどれくらい貰えるの?
これは4年に一度の半減期毎に異なります。
たとえば2024年7月現在では一度のマイニング報酬は3.125ビットコイン(BTC)となり、1BTC=57000ドルなので57000ドル×3.125=178,125ドルとなります^^;
めちゃくちゃな額ですよね^^;日本円だと約2600万円です
ハッシュ値とは、powとの関係について
ハッシュ値とは、ブロックチェーンにおいて各ブロックにあてられている取引データの、一定の長さの文字列を生成する関数を指します
各ブロックにはハッシュ関数によるハッシュ値があり、これが正しく求められる事で取引(ブロックチェーン)が成立しハッキングが不可能なデータが構築されていきます
各ブロックのハッシュ値の計算はマイナーと呼ばれる多くのユーザーがマイニングという手法で行われます
この取引データには、一定の文字列のハッシュ値があります
文字列は64進数である複数の英数字で構成されており、例えば「az01fgt089ty」といった感じです
マイナー達はマイニング報酬を得るため、一生懸命ブロックのハッシュ値を計算し、各ブロックの取引を成立させていくのです
もし、複数のマイナーによる計算値が異なった場合、計算量の多い方が正しい取引として選ばれ記録されます。もう一方の計算値は不正なブロックチェーンとして扱われるのです
このように、ブロックチェーンは計算量を信用の基盤にするといったシステムとなっているため、不正なブロックチェーンを作ろうとしても、永久に膨大な量の計算を強いられてしまうため、そう簡単には改ざん出来ません。因みに、改ざんによる不正なブロックチェーンを作る事を51%アタックと言います
正しいブロックチェーンの51パーセント以上の速さで計算するので、こう呼ばれます
つまり改ざんは無理なのです。
話が逸れましたが
ハッシュ値の計算はとても大変で、何億回、何10億回の計算が必要とされているらしいです(なので、電気代がめちゃくちゃかかるらしいですが)
このハッシュ値を上手く導き出した人が取引の承認者となり、その後全てのユーザーへ取引承認を伝えます。
ハッシュ値を導き出す事を、仕事の証明(proof of work)(略:pow)と言います
マイニングによる取引の証明報酬は、ビットコインです
マイニング報酬としてビットコインが貰えるから、マイナー達は一生懸命、ハッシュ値の計算をし、取引を成立させていくのです
ハッシュ値を導き出した人が、誰でも承認出来るんなら、やっぱり悪い人が改ざんしてくるんじゃないの?
問題ないです
また、計算量が最も多いものが正しいハッシュ値として選ばれたのち、次のブロックには先頭に一つ前のハッシュ値を付け加えるのです
つまり、前の記録を次に残し、その作業を次のブロックの取引で永遠と行われるのです
なので、先頭にハッシュ値が無いブロックチェーンは、正しいブロックチェーンに記録を追い抜かれ、不正なブロックチェーンとして扱われるのです。
一旦、以上になります。何となくお分かりになったでしょうか^^;
因みにビットコインは2100万枚でしか発行出来ない作りですので、金の埋蔵量が決まっているように、デジタルゴールドとも言われています。
金の仮想通貨なので、自国の通貨が破綻した時の対策のためにもつ人もいます(ハイパーインフレ対策)
勉強することも大事ですが、まずは少額で、遊び程度でも実際にやってみることをお勧めします。