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暗号通貨Kaspaとは?詳しく解説致します。 - あんしん仮想通貨 | 喜納一太郎ブログ
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暗号通貨Kaspaとは?詳しく解説致します。

ickina0605@gmail.com

暗号通貨のKaspaについてご存じですか?

今回、Kaspaについて詳しく解説していきます。

最後まで読んで下さいね(^_-)-☆

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1.Kaspaとは

KaspaはコンセンサスアルゴリズムにPoWを基盤とし、通貨としてKASを発行しています。

PoWを基盤とした暗号通貨はビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、ドージコイン(DOGE)、ライトコイン(LTC)が代表的ですが、KASPAは通常のPoWと異なりブロック生成のプロトコルにおいてBrock DAGを採用することでスケーラビリティの問題を解決した暗号通貨と言われています。

また、ブロックの無駄を無くすkHeavyHashや、Brock DAGを改良したゴーストダグ、ブロックのサイズを縮小するプルーニングを利用しています。

参考:Kaspa公式サイト https://kaspa.org/features/

1-a.ブロックチェーンのトリレンマとは

ブロックチェーンはセキュリティと分散性、スケーラビリティの3つを同時に強くする事は難しく、3つのうち2つを優先すると残りの1つが犠牲となってしまう問題がありました。例えば、2024年現在のイーサリアムはセキュリティとバリデータの分散性は強固であるが、スケーラビリティに問題があり、結果、取引のガス代が高騰する事があります。

一方で、ソラナはスケーラビリティは非常に高いですが、セキュリティ面の不足が提起されています。

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2.Brock DAG(ブロックダグ)とは

引用:Features – Kaspa

ブロックダグとは有効非巡回グラフの略で、各ブロックを頂点としブロックチェーンを並列的に生成し、そのサイクルにおいて同じ頂点(ブロック)には戻って来ない構造を言います。

例えばBは、FとKから生成されたブロックで、このBが再度迂回し自身であるBに戻る事はありません。その名の通り、有効なグラフであるが、非巡回している事を言います。

PoWにおけるブロックチェーンではスケーラビリティの問題、利己的(不正)なマイニング、孤立したブロックによる電力の無駄が生じていました。

ブロックダグではこれらの問題を解決したと言えるかもしれません。

しかし、これまでのブロックダグはNP困難を解決する必要がありました。NP困難とは、ある既に問題提起されている事柄が、別のある問題範囲内へ属する事は少なくとも同等以上に難しい事を指すIT用語です。

この問題を解決するために生まれたのがGhost DAG(ゴーストダグ)です。

2-a.Ghost DAG(ゴーストダグ)とは

Kaspaはこれまでのブロックダグに改良を加えたゴーストダグを利用しています。通常のブロックダグはPHANTOMコンセンサスにも使われていますが、NP困難が提起されていました。

PHANTOMとはソラナのブロックチェーン上で動作する分散型アプリケーション(Dapps)で、ウォレットとして機能しています。

Dappsについての記事はこちらから

ゴーストダグは別名で貪欲なアルゴリズムと言われています。その名の通り貪欲にブロックチェーンを効率良く生成していきます。図をみると青いクラスターは赤のクラスターを生成し、孤立したブロックをネットワーク内に追加しているのが分かります。

3.kHeavyHashとは

kHeavyHashとはKaspaで利用されているハッシュで、EThashやSHA-256、KawPoWと比較するとワットあたりのハッシュパワーが非常に高く、同じ電力でより多くの計算作業が可能となり、マイニングのエネルギー効率が向上します。

kHeavyHashはブロックダグと組み合わせる事で、ネットワーク内のトランザクション処理において、高効率の相乗効果を生み出しています。

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4.プルーニング(剪定)とは

プルーニングとは、あるネットワーク(ブロックダグ)から、ある閾値以下の重みを取り除き、パラメータ数(余計なデータ)を削減しネットワークの軽量化を図る方法です。(上図参照)

Kaspaのプルーニングメカニズムでは生成されたブロックダグから3日以上前のデータを削除する方法が取られています。古いデータを削除し、再度ネットワークを更新する事で作業効率が向上します。また、プルーニングは51%アタックに対する防衛手段としても優れています。

5.半減期について

Kaspaは1年に一度の半減期を迎えます。

BTCは4年に一度ですので、特徴の違いが良く分かると思います。

半減期とはマイニングによる暗号通貨やトークンの供給量が半分になる時期を言います。多くの暗号通貨は半減期を設ける事で供給する通貨の量を調整しています。

Kaspaの通貨上限発行枚数は287億枚とされており、2026年には95%が採掘されると言われています。

BTCも同様に現在大半が採掘されており、トークノミクスがビットコインと似ているのが特徴です。

6.Wrapped Kaspa(WKas)とは

ラッピング・カスパ(WKas)とは、KASをイーサリアムネットワーク上で使用出来る様に設計されたトークンです。KASをラッピング(細工)しERC-20トークンとして使用する事で、分散型金融(Defi)でのレンディング、イールドファーミングが出来る様施されたものです。

参考:Wrapped Kaspa price today, WKAS to USD live price, marketcap and chart | CoinMarketCap

分散型金融(Defi)についての記事はこちら

7.ハッシュレートについて

2024年10月現在、Kaspa(KAS)のハッシュレートは1.19EH/s(エクサハッシュ/秒)となっています。

ハッシュレートとは、マイナーによる、現在のブロックや特定のブロックをハッシュ計算し解決しようと生成されているハッシュの数の推定域を表す数値で、マイニングのパフォーマンスを表しています。

BTCのハッシュレートは約700.48EH/sなので、まだまだ伸びしろがありますね。

参考:ビットコインハッシュレートチャート – BTCハッシュレート635.39 EH / s – CoinWarz

まとめ

kaspaは様々なアルゴリズムや手法を取る事により、トランザクションの並列処理、1秒あたり1ブロックと高速な生成能力と、無駄を省く事での電力削減、また、PoWでありながら高度な分散性とスケーラビリティを確保しました。

2026年には95%以上のKASが発行されることから、今後の成長が期待できますね(^_-)-☆

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    喜納一太郎
    ブロガー/ライター(医療従事者)
    こんにちは、ブロガー/ライターの喜納一太郎です。本業を医療従事者としてお仕事をしています。投資や仮想通貨関連について、出来るだけやさしく解説し、仮想通貨の成長性や、これからの時代を担う事をよく知ってもらいたいと記事を書いています。
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