レイヤー1 SUIの「オブジェクト」について分かり易く解説。
さて、近頃ますます熱くなってきております仮想通貨SUIですが、その理由は何故でしょうか。
今回、SUI上昇の秘訣となるObjectについて解説致します。
是非最後まで読んで下さいね(^_-)-☆
Object(オブジェクト)とは
SUIにおけるオブジェクトとは、ブロックチェーンネットワーク内のデータの基本単位を指します。SUIでは取引データをObject(オブジェクト)と呼ばれる基本単位で構成し、オンチェーンで管理されています。
オブジェクトを利用する事で、取引の処理速度向上や、セキュリティ強化にも寄与してくれます。
参考:https://docs.sui.io/concepts/object-model
では、そもそも取引データをオブジェクト化したものと、そうでない物は何が違うのか以下で説明します。
イーサリアムブロックチェーンネットワークについて
例えば、イーサリアムではアカウントモデルが使用されています。
各アカウント内で取引が行われると、アカウント全体が更新されるイメージです。しかし、この方法だと処理にかかる負荷が大きく、毎回アカウント全体を更新するのには時間が掛かる上、結果、取引コストが高騰する問題もあります。
さらにこの手法はスマートコントラクトの脆弱性が指摘されています。
引用:ビットコインのUTXOモデルとイーサリアムのアカウント/残高モデルの比較 (xangle.io)
オブジェクトモデルについて
一方で、オブジェクトモデルでは、各取引データが固有のオブジェクトとして扱われます。
イーサリアムのアカウントモデルでは取引データを一つにまとめたものに対し、このモデルでは取引データが独立した状態で更新することができます。
アカウントの状態(ステート)を維持するのではなく、各取引データをさくさく並列的に処理する事が可能。
また、オブジェクトではNFTのように各取引データにIDが割り当てられ、所有権やアクセス権限が定義されているため、セキュリティ面にも特化しています。
オブジェクトではこの所有権に重きを置いています。
実際に、2024年5月コインゲッコーが公表した、TVLトップ25ブロックチェーンにおける処理速度ランキングでは、ソラナに次ぐ2位となっています。
引用:最速のブロックチェーンは1日で9100万件の取引を処理しました |CoinGecko(コインゲッコ)
オブジェクトがもたらすSUIへの期待
オブジェクトモデルでは取引の処理速度向上と、ID付与による強固なセキュリティを与えました。
2024年10現在の価格ですが一時2.3ドル台と急上昇し、仮想通貨バブル直前にもかかわらず8月の0.53ドル台から3倍以上の記録をみせました。
引用:Sui(SUI)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap
時価総額ランクも18位となっています。
これからもSUIには目が離せませんね(^_-)-☆