PoH(プルーフ・オブ・ヒストリー)、Sealevel、TowerBFTとは。
仮想通貨の一つ、ソラナの信頼性と人気はご存じかと思いますが、これには様々なシステムが関わっています。
今回、その中でもPoH(プルーフ・オブ・ヒストリー)、Sea level、Tower BFTをピックアップしたいと思います。
最後まで読んで下さいね(^_-)-☆
PoHとは
PoHとはソラナのコンセンサスアルゴリズムの一種で、取引の順序を確認する所要時間を削減する手法です。(厳密にはコンセンサスアルゴリズムではなく手法の一つとされています) 引用:Solana (SOL) とは? | Binance Academy
これまでのコンセンサスアルゴリズムでは。
従来のPoW、PoSでは一つのブロックを生成するのに時間が掛かる上、単一的にタイムスタンプを押していました。結果、各ノードは取引処理を行うのに多くのエネルギーとコストが掛かっていました。
ソラナのコンセンサスアルゴリズムでは。
ソラナのPoHでは、SHA-256というデジタル指紋が前のハッシュを元に次のハッシュが作成されブロックチェーンを作ります。これがVDFとして機能しています。
PoHではVDFが時間の証明とハッシュの計算が正しい事を保証するんだね。
VDFはSHA-256というデジタル指紋でブロックチェーンを作っているんだね。
引用:ソラナ公式サイト Synchronization | Solana Validator (solanalabs.com)
Sea levelとは
sea levelは通常、平均海面を意味する用語ですが、ソラナシステムでは取引を並列処理する事を指します。
並列処理には多くの場合、シャーディングがありますが、ソラナは独自のスマートコントラクトシステムを用います。
取引は通常、順番に処理されるためスケーラビリティ面の問題がありました。
ソラナのsea levelでは水平方向に多数の取引を並列処理できます。
これにより高いスループットを実現し1秒間に5万件もの取引処理を可能にしました。
Tower BFTとは
Tower BTFとはソラナシステムにおけるコンセンサスアルゴリズムの一つで、PoHを利用する事でスループットを大幅に向上させ、秒間数万件の取引を処理を可能にしました。
また、スロットと呼ばれるX軸を利用し、各ブロックへ投票権を与え、フォークの発生を阻止する事で強固なセキュリティも確保します。
フォークとはブロックを生成する上で発生してしまう分岐したブロックチェーンの事です。これらは本来のブロックチェーンではないため除外する必要があります。
ソラナシステムではTower BFTによりバリデータからの、各ブロックへの投票権を与えます。まず、スロット呼ばれるX軸でブロックを管理し、各スロット毎に投票の権利が与えられると同時にフォークの除外を行う事が出来ます。上の図をみると1001番からフォークが発生している事が分かります。なのでこのフォークを除外しなければいけません。
例えばスロット1001番目からブロックに投票を行うと、それ以降スロットがロック期間となります。この間はその他の分岐したフォークへ投票が出来ません。もしロックアウトに違反し分岐したフォークへ投票するとペナルティが発生すると公式であります。バリデータは投票によるブロックの生成に貢献すると報酬が得る事ができます。
引用:ソラナ公式サイト タワーBFT |ソラナバリデーター (solanalabs.com)